会長挨拶

スローガン

~集い 笑い ふれあい~

所信

3年にわたるコロナ禍によってお祭り、イベントがいくつも中止となりました。

その結果、これまで培ってきた人と人との絆が少しずつ弱まり、継承すべき伝統などが途切れつつあるのではないでしょうか。

 

私は蒲郡の良さは小さいまちだからこそ、地域の絆が強く、縁が深いことだと思っています。これは蒲郡YEGの良さも同じです。人口8万弱のまちに100名の会員がいる蒲郡YEGは、全国的にみても人口に対するYEG入会率が高い単会です。これはYEGと地域の結びつきが強く、絆が深い事を意味し、蒲郡YEGの一番の強みです。

 

本年度のスローガンを 絆 ~集い 笑い ふれあい~としました。このスローガンにはパンデミックで少しずつ失われた絆を、人が集い、笑い合い、ふれあうことで取り戻したいという私の想いが込められております。本年度は本スローガンの下、4つの活動指針を掲げ活動してまいります。まずは私達がYEG活動を楽しみましょう。集い、笑いから絆が生まれ、その絆は地域に広がり、まちを元気にします。笑顔と活気あふれるまち蒲郡の為、邁進してまいります。1年間よろしくお願いします。

 

地域活性

昨年は蒲郡まつりも5年振りに開催され、私達も継続事業である蒲郡ときめきサタデーを開催する事が出来ました。出店でうれしそうにはしゃぐ子ども達、楽しそうに友人達と集う若者達をみて、あらためて開催出来た喜びを感じました。SNSやリモート会議など、コミュニケーション手段は多様化しておりますが、実際に集い、楽しく笑い、ふれあう事で得られる強い絆はSNSなどでは得られないものです。私達は地域の絆を深める事業でまちを活性化してまいります。

 

未来育成

人口8万人の蒲郡。私達がずっとそう思っていた人口も、令和2年には8万人を切り、令和22年には66,959人となる事が予想されています。合わせて高齢化率も34.7%まで増加し、全人口の3分の1以上が65歳以上の高齢者になることが予想されています。令和22年は遠い未来の話しではありません。現在の園児、小学生の子ども達が大人になる頃です。大人になった子ども達が蒲郡で住み続けたい、働きたいと思ってもらえる蒲郡にしないといけません。その為に蒲郡の未来を担う子ども達に蒲郡の魅力を伝えていきます。まだまだ私達自身も知らない魅力が沢山ございます。子どもたちと一緒に学び、未来の蒲郡を作っていきます。

 

ガマプライド

シビックプライド(Civic Pride)という言葉を近年お聞きする事が多いと思います。直訳しますと市民のまちに対する誇りです。皆さまは蒲郡に誇りを持っていますか。蒲郡YEGではガマゴリうどんの開発、うどんサミットの開催協力、映画「ゾッキ」の撮影協力など、蒲郡をPRする活動を推進してまいりました。この活動の根底にあるのは郷土を愛する気持ちです。私達は蒲郡が大好きです。まちに誇りを持っています。大好きなまちを良くしたいと思いYEG活動をしておりますが、これからは更にその想いを市民に伝播し、当事者意識を持って活動する仲間を増やしていくのが私達の務めではないでしょうか。蒲郡の魅力を外部に発信する事で、蒲郡の認知度を上げ、市民の郷土愛を高め、更には市民ひとりひとりが自負心と当事者意識をもってまちの為に自発的に行動する事が私達の目指す目標です。市民全体の意識を変えるのは時間もかかり大変な事ですが、地道な活動は少しずつですが必ず浸透していき、まちを変える大きな力となります。そして、その力こそがガマプライドです。私達は先導者として率先して地域の為に活動してまいります。

 

会員交流

地域活性、未来育成、ガマプライドと3つの活動指針を示しました。これらの活動を進めるにあたり、一番大事になるのはメンバー同士の絆です。蒲郡YEGには現在 約100名のメンバーが在籍しております。100名が志を一つにして同じ目的に向かっていく為に、メンバーの交流を深めてまいります。結束が強まり、絆が深まる事で組織の力は大きくなります。そしてその絆は、志を同じくする新しい仲間を増やしていきます。本年度は23名の方がYEGを卒業します。組織を維持拡大する為にもメンバー一丸となり会員拡大にもしっかりと取り組んでまいります。

 

蒲郡商工会議所青年部

令和5年度会長 鈴木幹夫